医療従事者を差別から守り“うつさない”行動の徹底を
「医療機関の疲弊と機能低下が危惧される」と松家会長
(まつか・はるみち)1947年生まれ。72年北大医学部卒業。同大第一内科を経て74年北海道社会保険中央病院勤務。77年松家内科小児科医院勤務、99年同医院院長。2019年同医院の医療法人化に伴い理事長を兼任。97年札幌市医師会理事、09年副会長を経て13年会長に就任。北海道医師会理事。73歳
危険と隣り合わせで職務を全う
一般社団法人札幌市医師会 松家治道会長
4月中旬以降、札幌市の新型コロナ感染者の増加は危機的水準に達した。事態緊迫化を受け道と札幌市の両トップ(鈴木直道知事・秋元克広市長)は4月30日、異例の共同会見を実施。鈴木知事はゴールデンウィーク中について、“都市封鎖相当”という強い表現で外出自粛を呼び掛けた。こうした中、いま札幌の医療従事者は対策の最前線でさまざまな苦境に立たされている。札幌市医師会の松家治道会長に現場の実情や山積する課題を訊いた。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰、4月27日取材)
相当注意をしてもリスクをゼロにはできない院内感染
新型コロナ患者を最初に受け入れた市立札幌病院(札幌市中央区)
札幌市医師会館(札幌市中央区)
新型コロナ患者を最初に受け入れた市立札幌病院(札幌市中央区)
札幌市医師会館(札幌市中央区)
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