留学生急増の背景に
「全員受かるようにしろ」
上野八郎理事長(左から4人め)らは不適切入試を否定、会見では前学長との確執があきらかになった(3月31日午後、札幌市清田区の札幌国際大学)
札幌国際大で不適切入試の疑い。留学生受け入れで前学長が告発
創立半世紀を超えた札幌国際大学(札幌市清田区、蔵くらみつ満保幸学長)で昨年度末、留学生の受け入れをめぐる学内の対立があきらかになった。複数の新聞が伝えたのは、日本語能力が一定水準に達していない学生を大量に入学させ、定員充足をはかっていた疑い。報道を受けた運営法人と当時の学長は同じ日に記者会見を設け、互いの認識を強く批判し合う事態に。複数の所管庁が実態調査に乗り出す動きも伝わり、新年度以降も混乱が続く様相を呈している。(取材・文=小笠原 淳)
「名実ともに」方針決定。留学生受け入れ急拡大
「学内ではガバナンスとコンプライアンスが制禦できなくなっている」と、城後豊・札幌国際大前学長(3月31日夕、札幌市内)
昨春の入試では大学自らが「N2」縛りを設けていたことがわかっている(2019年度の『募集要項』)
文科省聴取の翌日、昨年度最後の理事会が開かれ、前学長への退職金不支給が決議された(3月26日午後、札幌国際大学)
「学内ではガバナンスとコンプライアンスが制禦できなくなっている」と、城後豊・札幌国際大前学長(3月31日夕、札幌市内)
昨春の入試では大学自らが「N2」縛りを設けていたことがわかっている(2019年度の『募集要項』)
文科省聴取の翌日、昨年度最後の理事会が開かれ、前学長への退職金不支給が決議された(3月26日午後、札幌国際大学)
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