首相批判封殺の波紋⑧
「荒唐無稽な説明」続出
国家賠償訴訟の第2回弁論では、弁護団が新たに提出した証拠映像が上映された(昨年7月15日午後、札幌市中央区のJR札幌駅南口広場)
道警 国賠訴訟でも「適法」主張。排除正当化 根拠は「ヤフコメ」
参議院議員選挙期間中の昨年7月に札幌で起きた、北海道警察による首相演説野次排除事件。当日の排除行為をすべて「適法な職務執行だった」と議会報告した道警は、2人の排除当事者が提起した裁判でも同じ主張を繰り返すことになる。年度初頭には2度めの弁論に併せて再びの刑事告訴と検審申し立てがあり、溯って3月には議会でまた新たな事実が明かされていた。「適法」である筈の警察措置に、疑念の声が止むことはない。(取材・文 小笠原 淳)
道警報告「失望」と原告。国賠・追加提訴で陳述
訴訟への関心は大きく、傍聴できなかった人たちの多くが報告集会に足を運ぶことに(4月3日夕、札幌市内)
訴訟への関心は大きく、傍聴できなかった人たちの多くが報告集会に足を運ぶことに(4月3日夕、札幌市内)
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