道南・歴史的神社の変
古社、揺れる――
北海道神社庁の公表資料によれば姥神大神宮の創建時期は不明だが、「道内最古」とする声も根強い(檜山管内江差町)
江差「姥神」関係者間に深い亀裂。神社庁の退職勧告、宮司が拒否
北海道屈指の名社・姥神(うばがみ)大神宮(檜山管内江差町)で目下、宮司と責任役員との深刻な対立が続いている。3年前に着任した現在の宮司が、経理の適正性や神事の作法に疑義を呈した役員と衝突、収拾をはかる神社庁から異例の「退職勧告」を受けることになったのだ。昨年初めには宮司に“解任”された役員らが地位確認訴訟を起こし、今も地元の裁判所で争いが続く。道南の古社を不意に襲った、穏やかならぬ事態。終熄の兆しは、今のところ見えてこない。(取材・文=小笠原 淳)
新任宮司に異例の「勧告」“道内最古”の神社で何が
神社庁の勧告には法的拘束力がないといい、宮司は今も神社に籍を置いている(2018年6月30日付で北海道神社庁が出した『退職勧告』)
「除霊」などの逸話が事実であれば、「あってはならない」ことだという(札幌市中央区の北海道神社庁)
役員と宮司の裁判は、すでに提訴から1年を過ぎた(江差町の函館地方裁判所江差支部)
神社庁の勧告には法的拘束力がないといい、宮司は今も神社に籍を置いている(2018年6月30日付で北海道神社庁が出した『退職勧告』)
「除霊」などの逸話が事実であれば、「あってはならない」ことだという(札幌市中央区の北海道神社庁)
役員と宮司の裁判は、すでに提訴から1年を過ぎた(江差町の函館地方裁判所江差支部)
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