首相批判封殺の波紋⑦
道警 謝罪せず
一連の現場対応を、道警はすべて「必要な措置」と言い切った――中央に山岸直人・警察本部長、左側に立つのは原口淳・警備部長、その後ろに岡田昭広・公安二課長(2月26 日午前、北海道議会総務委員会)
7カ月半経て“事実”報告警察・検察 排除を不問に
「必要な警察措置を講じたものであります」――。7カ月半を費やした“事実確認”の結果、現場の警察官たちの行為はすべて不問に附された。捜査にあたった検察もまた、告訴事件のすべてで不起訴を決めた。幕引きをはかる捜査機関に対し、もう一方の当事者たちが上げる声は、ここに来てむしろ勢いを増しつつある。北海道警察・首相演説野次排除問題は、まだ決して終わっていない。(取材・文 小笠原 淳)
排除行為「適法」と検察。議会前日の不起訴決定
絹田菜々さんは女性警察官2人に両腕を掴まれ、男性警察官少なくとも6人に囲まれた(昨年7月15日夕、札幌市中央区のJR 札幌駅前)=江別市の男性が撮影した映像から
プラカード掲示を制止された後、別の場所で「警察官に肩を小突かれた」と、山口たかさん(昨年7月15日夕、札幌市中央区の大通地区)=同行した女性が撮影
国賠訴訟は2件に増え、弁護団は先行する大杉さんの訴訟との「併合審理」を求めている(2月27日午後、札幌市内で設けられた提訴後会見)
告訴・告発は奏功せず、排除行為に捜査機関からのお墨付きが与えられる結果に(札幌市中央区の札幌地方検察庁)
大通地区で排除される大杉雅栄さん(右端)――頸に警察官の手が伸びているのがわかる(昨年7月15日夕、札幌市中央区)=桐島さと子さん(仮名)が撮影した映像から
告訴・告発は奏功せず、排除行為に捜査機関からのお墨付きが与えられる結果に(札幌市中央区の札幌地方検察庁)
大通地区で排除される大杉雅栄さん(右端)――頸に警察官の手が伸びているのがわかる(昨年7月15日夕、札幌市中央区)=桐島さと子さん(仮名)が撮影した映像から
絹田菜々さんは女性警察官2人に両腕を掴まれ、男性警察官少なくとも6人に囲まれた(昨年7月15日夕、札幌市中央区のJR 札幌駅前)=江別市の男性が撮影した映像から
プラカード掲示を制止された後、別の場所で「警察官に肩を小突かれた」と、山口たかさん(昨年7月15日夕、札幌市中央区の大通地区)=同行した女性が撮影
国賠訴訟は2件に増え、弁護団は先行する大杉さんの訴訟との「併合審理」を求めている(2月27日午後、札幌市内で設けられた提訴後会見)
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