中川町・エゾシカ事業の補助金不正流用疑惑を追う②
「このままでは事件は闇に」
エゾシカの加工施設になるはずだった「中川リプロベース」(中川町字安川)
イノチヲツナグの菊地隆氏が告発経緯と内情を本誌に激白
道北の中川町を舞台にした野生エゾシカの解体・加工施設をめぐる補助金不正流用疑惑の続報だ。「イノチヲツナグ・プロジェクト」の共同パートナーとして最初からこの事業に参加し、全国初の取り組みとしてエゾシカで皮革製品を制作する予定だったデザイナー・製作者の菊地隆氏が1月下旬、取材に応じて告発に至ったこれまでの経緯を生々しく語った。インタビューで菊地氏は自らが立案したエゾシカの利活用事業が頓挫したことに悔しさをにじませた。この事件の真相究明、そして町の責任は──。(ジャーナリスト 黒田 伸)
順調だったのはスタートまで
事業の推移と告発に至った経緯を語る菊地隆氏(札幌市中央区のエゾプロダクト事務所)
中川リプロベースの玄関には「イノチヲツナグ」のプレートが
事業の推移と告発に至った経緯を語る菊地隆氏(札幌市中央区のエゾプロダクト事務所)
中川リプロベースの玄関には「イノチヲツナグ」のプレートが
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