首相批判封殺の波紋⑥
判事見据え「三権分立 信じる」
排除の一部始終を記録した映像が、国賠訴訟の法廷で上映されることになった(昨年7月15日夕、札幌市中央区)=桐島さと子さん(仮名)撮影の動画から
原告男性14分間の意見陳述。野次排除訴訟、札幌で初弁論
被告側の「3月
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日までに反論を」の一言で、初めて“回答期限”が示された――。本誌昨年9月号から報告を続けている、首相演説野次排除問題。「安倍やめろ」の一声で表現の自由を封じられた男性は、排除の法的根拠を示そうとしない地元警察と法廷で闘うことを決意した。半年間にわたって事実説明を避け続けてきた北海道警は、いよいよ具体的な反論に臨まざるを得なくなる。1月末に幕を開けた国家賠償訴訟で、「事実」はどこまで明かされるのか――。(取材・文 小笠原 淳)
明かされた“野次の理由”当事者、法廷で思いの丈
国賠訴訟は大きな関心を呼び、傍聴席はほぼ満席に(1月31日午後、札幌地方裁判所)
これまでの取材にマスクで顔を覆っていた大杉雅栄さんはこの日、報道各社のカメラに初めて素顔を晒した(1月31日午後、札幌市内)
これまでの取材にマスクで顔を覆っていた大杉雅栄さんはこの日、報道各社のカメラに初めて素顔を晒した(1月31日午後、札幌市内)
国賠訴訟は大きな関心を呼び、傍聴席はほぼ満席に(1月31日午後、札幌地方裁判所)
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