函館消防・不正手当問題〈6〉
「多くが不問に」――
泉卓真氏が社長を務める「いずみホールディングス」の本社(札幌市西区二十四軒)
内部告発当事者が本誌に手記。指摘の疑惑、函館消防は否定
昨年春に内部調査が始まり、同9月にその結果が報告された函館市消防の夜間勤務手当不正支給問題。11月には全消防職員の8割以上を占める307人が訓告などの処分を受け、総額1200万円以上の返納が決まった。一連の問題が終息したかにみえる中、昨年末にある人物が本誌編集部へ寄せた手記には、組織の内部事情が生々しく綴られている。本号にその全文を採録し、改めて問いかけたい。内部調査ですべての膿を出し切ることはできたのか――。(取材・文=小笠原 淳)
調査と並行して“犯人捜し”
一通の手紙が、大規模な不正をあかるみに出すことになる(昨年3月に函館市が受けた内部告発文)
一通の手紙が、大規模な不正をあかるみに出すことになる(昨年3月に函館市が受けた内部告発文)
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.