札幌・平岸 不動産店爆発事件④
「長く、つらい1年に」――
傍目にはわかりにくい「寒さと音と匂い」の被害が1 年ほど続き、住民の心理的な負担は今も残る(爆発翌日の2018年12月17日午後、札幌市豊平区)=札幌市消防局提供
近隣住民、アパマン北海道を提訴。スプレー噴射の元店長は書類送検
とりあえずの原状回復までに、1年の時間が過ぎ去った。被害補償の交渉では半年ほどで「最終合意」が通告され、示されたのは実際の被害にほど遠い補償額。合意を迫る加害者は、被害世帯に“守秘義務”を求めさえしたという。「このまま事件を終わらせてはならない」。30人の被害者が声を挙げたのは、何よりも事件の風化を喰い止めるためだった。不動産仲介店アパマンショップ爆発事件は、まだ終わっていない――。
「戦争が起きたのか」その一瞬、消えない記憶
被害に遭った住民らは、異口同音に「あの日の記憶が消えることはない」という(12月16日午後、札幌市内)
1年あまり稼働していた相談窓口は官庁御用納めの日の午後に閉鎖、翌日にはシャッターで出入り口が塞がれた(12月28日午後、札幌市豊平区)
マンション12階に住んでいた男性は、被害の実態を多くの写真に納めていた(いずれも2018年12月、札幌市豊平区)
被害に遭った住民らは、異口同音に「あの日の記憶が消えることはない」という(12月16日午後、札幌市内)
マンション12階に住んでいた男性は、被害の実態を多くの写真に納めていた(いずれも2018年12月、札幌市豊平区)
1年あまり稼働していた相談窓口は官庁御用納めの日の午後に閉鎖、翌日にはシャッターで出入り口が塞がれた(12月28日午後、札幌市豊平区)
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