道警不祥事から考える〈46〉
「筋が通らず、矛盾多くて」
起訴されたつきまとい行為は約4年間に及んだが、不規則な空白期間があったこともわかっている(北海道警察が一部開示した『処分説明書』)
元警官告白、交通捜査の実態。札幌では違反捏造で懲戒5人
やり甲斐や達成感に満ちていた筈の職場は、矛盾まみれで筋の通らない仕事だらけだった――。自らが起こした事件の公判でそう吐露したのは、ストーカー行為などで起訴された元警察官。交通捜査に携わっていた彼にとって、取り締まりに伴う「矛盾」への疑問は増える一方だったという。道警ではおりしも、札幌の交通警官が違反捏造で処分され、多くの不正があきらかになったばかり。互いに関連しない筈の2つの不祥事は、何を語っているのか。(取材・文 小笠原 淳)
問われ続けた犯行の理由「わからない」と元警察官
元巡査部長は、捜査段階から逮捕容疑を認めていたという(函館市の道警函館方面本部)
道警の本年の免職処分は、速度違反を捏造した警部補で2件めとなる(札幌市西区の道警琴似庁舎)
法廷で自問するように「わからない」と繰り返した元巡査部長は、記者の問いかけにも同じ答えを返した(10月29日午前、函館地方裁判所前)
元巡査部長は、捜査段階から逮捕容疑を認めていたという(函館市の道警函館方面本部)
道警の本年の免職処分は、速度違反を捏造した警部補で2件めとなる(札幌市西区の道警琴似庁舎)
法廷で自問するように「わからない」と繰り返した元巡査部長は、記者の問いかけにも同じ答えを返した(10月29日午前、函館地方裁判所前)
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