かつてない苦難を乗り越え北海道の空を守り抜く覚悟
コロナ禍での舵取りを担う北海道エアポート 蒲生 猛 社長に訊く
(がもう・たけし)1956年5月生まれ。宮城県出身。81年3月北海道大学卒。2005年6月国土交通省東京航空局東京国際空港空港長、11年7月国土交通省航空局管制保安部長、13年6月新関西国際空港常務、14年7月国土交通省大阪航空局長、15年10月国土交通省退職。16年6月北海道空港専務、19年9月北海道エアポート社長。64歳
Interview
航空需要復活を見据え地域と一丸
発足したばかりの北海道エアポート(HAP・本社千歳・蒲生猛社長)をコロナ禍が揺さぶっている。新千歳空港をはじめ道内7空港の一括運営を担う同社は、北海道をさらに飛躍させる原動力と期
待されて華々しく船出。しかし、この春以降は国際便ゼロ、国内便も激減状態で、まさしく「ゼロではなくマイナスからのスタート」(蒲生社長)に直面している状況だ。いずれにせよコロナ禍の収束が見通せない状況でもHAPの重要性に変わりはなく、将来に向けた基盤づくりは手を抜けない。この危機を乗り越えるためトップは何を考え、どう行動しているのか。国や地域との調整などで多忙を極める蒲生社長に胸の内を訊いた。(8月17日収録)
コロナ禍で激変した経営環境。国内線7割減がベースと覚悟
発着ボードには「欠航」の文字が並ぶ(7月1日撮影、新千歳空港国際線ターミナル)
発着ボードには「欠航」の文字が並ぶ(7月1日撮影、新千歳空港国際線ターミナル)
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