北大・名和豊春前総長が解任の“真相”を激白
「私は、結託した文科省と北大の理事に追放された」
資料を映像で提示しながら自身の潔白を訴えた名和氏(8月22日午後、札幌エルプラザホール)
仕組まれた排除のシナリオとは
日常的なハラスメントなどを理由に萩生田光一文科相から北大総長を解任された名和豊春氏(66)が8月22日、公の場で初めて口を開いた。札幌での集会に姿を見せた名和氏は、約100人の参加者を前に「私が解任された本当の理由」と題して40分にわたり、時折声を詰まらせながら自身の潔白と事件の背景を訴えた。「北大総長解任の真相を究明する市民の会」が主催したこの集会。まずは、ここでの同氏の主張に耳を傾けてみたい。名和前総長の解任は、文科省と北大の一部理事が結託した追放劇だったのか──。(佐久間康介)
一度もなかった弁明の場。二転三転した解任の理由
総長室のある北大事務局本館(札幌市北区)
およそ2年半の沈黙を破った名和豊春前総長
“名和騒動”に揺れた北大(写真は同大正門)
総長室のある北大事務局本館(札幌市北区)
およそ2年半の沈黙を破った名和豊春前総長
“名和騒動”に揺れた北大(写真は同大正門)
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