北洋銀行の新時代を牽引する 安田光春頭取に訊く
地域の潜在力を生かす提案で北海道の経済をボトムアップ
やすだ・みつはる1959年札幌市出身。83年慶應義塾大学商学部卒。同年北洋相互銀行(現北洋銀行)入行。2005年宮の沢支店長、07年石屋製菓出向などを経て14年取締役経営企画部長、16年常務取締役を経て18年4月頭取に就任。59歳
Interview
2名の副頭取は強力な推進エンジン
昨年4月、北洋銀行頭取に就任した安田光春氏(59)。金融機関を取り巻く経済環境が大きく変化している中、北海道のリーティングバンクである同行、そして安田頭取の役割は極めて大きい。インバウンド効果や都市部の再開発などで北海道経済は緩やかな上昇基調にあるが、持続的成長に向け人口減少、少子高齢化への対応は待ったなしの状況だ。道内経済のボトムアップに向け、コンサルティング機能の強化やキャッシュレス対応、さらに金融業界のアライアンスをどう進めていくのか。6月下旬の役員人事で副頭取2名体制を復活させ、意志決定のスピードアップを図るなど独自色を鮮明にした安田頭取に胸の内を訊いた。(7月23日、北洋銀行本店で収録)
「曇りに薄日」の北海道経済
キャッシュレス化に向けて道内企業とスマホQRコード決済の実証実験を開始(写真は2019年1月21日の発表会)
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