首相批判封殺の波紋
「安倍辞めろ」をやめない
当事者の記録した映像では、警察官がたびたびレンズを塞いで撮影を制している(7月15日夕、札幌市中央区)=桐島さと子さん(仮名)撮影
首相への野次を警察が排除。“被害者”らは抗議デモ計画
参議院議員選挙の投開票を1週間後に控えた7月半ば、札幌中心部で“事件”は起きた。与党候補の応援演説に立つ安倍晋三総理大臣に「辞めろ」「帰れ」と投げかけられた声。そこに「増税反対」の叫びが続き、また疑義を綴ったプラカードが掲げられる。日中の公道で言論・表現の自由を行使したその人たちは、たちまち警察官に取り押さえられ、演説の場から遠ざけられた。不意の暴挙に憤り、あるいは恐怖した彼らは、異口同音に訴える。「なぜ声を挙げただけでこんな目に」――。
「警察は事実の説明を」その日、札幌で何が
絹田菜々さん(仮名)の腕を固めていた女性警察官は、約1時間にわたる〝つきまとい〟を続けた(7月15日夕、札幌市中央区)=絹田さん撮影
桐島さと子さんは『うんざり』プラカードを掲げることができたが、安倍首相の眼には映っていなかった可能性が高い(7月下旬、札幌市内)
定例会見で排除問題への対応を問われ、「できるだけ速やかに事実確認を」と述べた鈴木直道知事(8月1日午後、札幌市中央区の北海道知事記者会見室)
「公選法の判例を見ても、あれが選挙妨害にあたる行為だったとは思えない」と、大杉雅栄さん(7月下旬、札幌市内
弁護士団体『自由法曹団』と市民団体『国民救援会』は〝事件〟の4日後、道警本部に抗議の申し入れを行なった(7月19日午後、札幌市中央区の北海道政記者室)
「公選法の判例を見ても、あれが選挙妨害にあたる行為だったとは思えない」と、大杉雅栄さん(7月下旬、札幌市内
絹田菜々さん(仮名)の腕を固めていた女性警察官は、約1時間にわたる〝つきまとい〟を続けた(7月15日夕、札幌市中央区)=絹田さん撮影
桐島さと子さんは『うんざり』プラカードを掲げることができたが、安倍首相の眼には映っていなかった可能性が高い(7月下旬、札幌市内)
弁護士団体『自由法曹団』と市民団体『国民救援会』は〝事件〟の4日後、道警本部に抗議の申し入れを行なった(7月19日午後、札幌市中央区の北海道政記者室)
定例会見で排除問題への対応を問われ、「できるだけ速やかに事実確認を」と述べた鈴木直道知事(8月1日午後、札幌市中央区の北海道知事記者会見室)
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