ルポ「ひきこもり」(46) ──【緊急特集】川崎連続殺傷事件を受けて
「ひきこもり」強調の報道に声をあげる支援者と当事者
当事者団体と家族会が川崎連続殺傷事件の報道に対して出した声明文
懸念される偏見・負のイメージに「待った」
神奈川県川崎市多摩区登戸の路上で5月28日、児童や保護者20人が殺傷された通り魔事件の報道をめぐり、犯行直後に自殺した容疑者が「ひきこもり傾向」であったことが強調されたことが波紋を広げている。31日には当事者団体の一般社団法人「ひきこもりUX会議」が、6月1日にはNPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会が、「当事者や家族の不安、偏見を助長するような報道は控えてほしい」などとする声明文を公表。ひきこもりが犯罪予備軍であるかのようなイメージを助長する報道の在り方に一石を投じている。ネット上では「死にたければ1人で死ねばいい」とする非難が殺到したこの事件。一連の報道から事件の背後に透けて見えるものとは何か──。支援者や当事者ら5人に訊いた。 (武智敦子)
NPO法人「レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク」(札幌市)
理事長 田中敦氏(53)
田中敦氏
山田英孝氏
杉本賢治氏
加藤和彦氏
池上正樹氏
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山田英孝氏
杉本賢治氏
加藤和彦氏
池上正樹氏
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