“大義ある逆境に挑戦する”真意
鈴木は「官邸の傀儡」か道民目線のリーダーか
夕張市長としての最後の登庁日(2月28 日、写真提供・夕張市)
自公の道知事候補予定者・鈴木直道(38)。1999年に高卒で東京都職員となり、働きながら法政大の夜学を卒業。2008年には東京都の行政支援の一環として財政破綻した夕張市に出向し、11年には市長に。だが、まちの舵取りを担うトップの報酬は月額25万円程度。“日本一給料の安い首長”とも呼ばれた中で2期8年を務め、26年度までに悲願の財政再生団体脱却を果たせる見通しも示した。“困難に立ち向かう清貧の若きリーダー”という日本人好みの人物像を地で行く彼が挑む道知事選。はたしてその資質とは──。 (髙橋貴充、文中敬称略)
理想に逃げないリアリスト
単独で出馬会見に臨む鈴木氏(2月1日午前、札幌パークホテル)
単独で出馬会見に臨む鈴木氏(2月1日午前、札幌パークホテル)
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