北竜町の“隈研吾頼み”に死角はないのか
著名人に託す再生に賛否両論。問われる「ひまわりの里」構想
完成間近な隈氏が設計した「やわら保育園(仮称)」(10月24日撮影)
町民自身が主体となるまちづくりを
シーズンには30万人近くが訪れるひまわりの名所として知られる雨竜郡北竜町(佐野豊町長)。その北竜町が、新国立競技場をデザインした世界的建築家で東京大学教授の隈研吾氏の力を借りて「町を世界に発信する」取り組みを進めようとしている。同氏の設計による保育所建設や観光スポット「ひまわりの里」のリニューアルが、それ。完成間近な保育所は来年度から約30人の乳幼児らが入所予定。ひまわりの里のリニューアルでは、基本計画策定委員会が来年2月に基本計画をまとめる予定だ。しかし、この“隈研吾頼み”には町民などから疑問の声もあがる。人口減少、少子高齢化に悩む北海道の自治体が著名人に託す活性化策に死角はないのだろうか。(佐久間康介)
20数年前に縁があった隈氏
北竜町を後押しする隈研吾氏
佐野豊町長
ひまわりの里にある現在の展望台
基本計画策定委員会で示されたエレベーター付きの新展望台のデザイン
北竜町を後押しする隈研吾氏
佐野豊町長
ひまわりの里にある現在の展望台
基本計画策定委員会で示されたエレベーター付きの新展望台のデザイン
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