函館消防・不正手当問題〈4〉
「組織ぐるみ」飽くまで否定
不正受給の調査は、外部の第三者機関の眼が入ることなく半年間で終了した(函館市の函館市消防本部)
不正支給額1200万円超函館消防・夜間勤務の85%で
調査の結果がまとまるまで、不正の告発から半年以上の時間が費やされた。本誌6月号で初めて報じた、函館市消防の時間外手当不正受給問題。同市消防本部は9月末、内部調査の結果を報道発表、翌10月1日には消防長ら幹部職員が議会報告に臨んだ。明かされた金額は、計1200万円あまり。だがそれは飽くまで書類で裏づけられた事実に過ぎず、不正の全貌は確認不能のまま幕引きを迎えることになった。(取材・文=小笠原 淳)
不正総額、なお不明。告発半年後の幕引き
不正は遅くとも2012年度には始まっていたが、記録で裏づけ可能なのは15年度以降の4年間のみ(9月30日付の報道発表資料)
市消防は今後、シフト制の見直しやチェック体制の強化で再発防止をはかるという(10月1日午前、函館市の函館市議会第1委員会室)
不正は遅くとも2012年度には始まっていたが、記録で裏づけ可能なのは15年度以降の4年間のみ(9月30日付の報道発表資料)
市消防は今後、シフト制の見直しやチェック体制の強化で再発防止をはかるという(10月1日午前、函館市の函館市議会第1委員会室)
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