新ひだか町発・新しい「アイヌの英傑像」に噴き出す批判
新シャクシャイン像は民族分断のシンボルか
新ひだか町の真歌公園に建つ現在の「英傑シャクシャイン像」
浮上した「町とアイヌ協会の二人三脚」
かつてのアイヌ民族の英傑、シャクシャインを顕彰した像を昨秋、所有者である新ひだか町(大野克之町長)が解体撤去し、新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)が新しい像を建立した問題が地元でくすぶっている。かつて全道のアイヌ関係者の総意の下で建てられたシャクシャイン像は、なぜ葬られることになったのか。見えてきたのは町役場とアイヌ協会による「二人三脚」の構図だ。マスメディアが触れないこの問題の深層とは──。(本誌編集長・工藤年泰)
失われたアイヌの総意
旧像があった場所に残る台座と「ユカルの塔」(真歌公園)
旧像があった場所に残る台座と「ユカルの塔」(真歌公園)
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