首相批判封殺の波紋(2)
「事実関係を確認中です」
当事者らが呼びかけた抗議デモには約150人が参加、1時間にわたって札幌中心部で声を挙げ続けた(8月10日夕、札幌市中央区)
野次排除、沈黙続ける道警。デモ無断撮影は「適正」主張
本誌前号で報告した、首相演説の野次排除問題。対応の適正性や排除の要件を問われている北海道警察は、その日から1カ月以上が過ぎてなお沈黙を貫き続け、「事実関係を確認中」と繰り返している。当事者らが起こした抗議デモでは、警察官が参加者を無断撮影するという新たな“事件”も発生、さらなる激しい抗議を招いた。もしも「時間が解決する」と高を括っていた警察幹部がいるとしたら、その読みは甘かったと言わざるを得ない。当事者の声が鎮まる兆しはないからだ。(取材・文 小笠原 淳)
排除、「組織的としか」抗議デモに150人
警察の警備態勢を解説した元道警幹部の原田宏二さんは、自らも公安警察に尾行された経験があるという(8月10日夕、札幌市中央区の大通公園)
中央の警察庁は、全国の警察本部などに宛てた警備局長通達に「接近を阻止」などと明記している(6月26日付『第25回参議院議員通常選挙における警備諸対策について』)
札幌・函館・旭川・釧路の4 弁護士会を束ねる連合会は八木宏樹理事長(右手前)の名で声明を発表、早急な事実説明などを道警に求めた(9月2日夕、札幌市内)
開かれた場での請願・苦情の求めを道警側が拒否したことで、庁舎前に大ブーイングが沸き起こった(8月10日夜、札幌市中央区の北海道警察本部前)
デモ参加者を無断撮影していた警察官は複数いたことがわかっている(いずれも8月10日夜、札幌市中央区の北海道庁本館庁舎近く)海道警察本部前)
警察の警備態勢を解説した元道警幹部の原田宏二さんは、自らも公安警察に尾行された経験があるという(8月10日夕、札幌市中央区の大通公園)
札幌・函館・旭川・釧路の4 弁護士会を束ねる連合会は八木宏樹理事長(右手前)の名で声明を発表、早急な事実説明などを道警に求めた(9月2日夕、札幌市内)
中央の警察庁は、全国の警察本部などに宛てた警備局長通達に「接近を阻止」などと明記している(6月26日付『第25回参議院議員通常選挙における警備諸対策について』)
開かれた場での請願・苦情の求めを道警側が拒否したことで、庁舎前に大ブーイングが沸き起こった(8月10日夜、札幌市中央区の北海道警察本部前)
デモ参加者を無断撮影していた警察官は複数いたことがわかっている(いずれも8月10日夜、札幌市中央区の北海道庁本館庁舎近く)海道警察本部前)
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