ザイ・コンファーム社・小林健治氏の貸金業法疑惑を追う「貸金利息は顧問料扱いで」

2018年9月号

6月号発売直後、野村組合長は財団法人の理事長を辞めていた(写真は阿寒農協本部)

“小林財団”と訣別したJA阿寒組合長

この春以降、取り上げてきた株式会社ザイ・コンファーム(以下ザイ社・札幌市)の代表・小林健治氏の貸金業法違反疑惑。5月号では法廷闘争に発展したハイヤー会社との金銭トラブルを、6月号では小林氏が融資事業目的に阿寒農協を利用して財団法人を立ち上げたことを報じたが、ここにきて財団法人のトップを任された同農協の野村宏組合長が6月号発売直後に代表理事を辞任していたことが判明。融資がらみで小林氏から被害を受けたとする告発も相次いでいる。 (本誌編集長・工藤年泰)
 

 5月号で触れた事件は、3月9日付で小林氏が株式会社平成ハイヤー(旭川市・中澤和彦代表)の財産を差し押さえるよう旭川地裁に対して申し立てたもの。同社に融資した総額6000万円の貸付金が返済されていないとして損害遅延金を含む約7500万円の債権保全を訴えた内容だ。この申し立てを受けて同地裁は仮処分を決定し、同月下旬に平成ハイヤーの預金口座がロックされるに至った。
 だが小林氏のこの行動は、自らの墓穴を掘ることにつながる。
 対抗手段として平成ハイヤーは仮処分取消しを求める保全異議を申し立てると同時に、代理人の田中宏弁護士(札幌弁護士会)を通して3月末、札幌北警察署に小林氏とザイ社を貸金業法違反で刑事告発に踏み切るに至った。

ザイ・コンファーム社の実質的な本社とされる家屋(札幌市北区)

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