検証「泊原発は本当に必要なのか」(36)
地質学者が警鐘を鳴らす破局的噴火で起きる危機
「この崖の地層こそが北電の理論を覆す証拠」と説明する小野さん(6月9日、岩内台地の崖で)
太古の地層が明らかにする北電の“嘘”
泊原発再稼働の方針を変えない北電と、泊原発の危険性を訴えて廃炉を目指す市民グループ。そして「再稼働については道議会の議論などを踏まえながら、適切に対応していく」と自らの判断を回避する高橋はるみ知事と道。3者の対応に決定的な影響を及ぼすのが、原子力規制委員会の再稼働へ向けた適合性審査会の結論だ。泊原発敷地内に活断層は通っていないとする北電側の主張の根拠を科学的に覆すことに全力を挙げてきた地質学者と市民との勉強会に参加した。(ジャーナリスト 黒田伸)
泊周辺を襲った火砕流の跡
ぼろぼろと崩れる火砕流堆積物に触れる参加者(共和町幌似地区)
参加者にわかりやすく説明する小野さん
共和町幌似地区の現場から見える泊原発3号機(左上)
泊原発北側の入り口付近の形状は溶岩が流れてきたように見える
ぼろぼろと崩れる火砕流堆積物に触れる参加者(共和町幌似地区)
共和町幌似地区の現場から見える泊原発3号機(左上)
泊原発北側の入り口付近の形状は溶岩が流れてきたように見える
参加者にわかりやすく説明する小野さん
目次へ
© 2018 Re Studio All rights reserved.