調剤薬局国内最大手・アインホールディングスの成長戦略
大学病院・総合病院と連携する敷地内薬局の出店に大きな活路

2018年8月号

個人投資家を前に講演する大谷喜一社長(6月29日の札証IRで)

500億円の手持ち資金でさらなる投資を

東京証券取引所1部と札幌証券取引所に上場している調剤薬局国内最大手、アインホールディングス(本社札幌・大谷喜一社長)が6月29日、札証で「個人投資家向け会社説明会」(札証IR)を開催した。毎年、この時期に大谷社長が決算内容をはじめ同社の成長戦略を講演の形で発表するもので、今回は約80人の個人投資家が参集。この日、大谷社長は調剤薬局事業で大学病院や大型総合病院への出店を強化するとともに「アインズ&トルペ」の物販事業では早期に500億円体制を確立すると力強く宣言した。以下、注目の「大谷発言」の要旨を採録する。
 

さらなる成長と投資目的で道内最大規模の増資を実施

 2018年4月期決算は、非常に良い結果になりました。経常利益が201億円となり初めて200億円を超え、売上高経常利益率も6・1%から7・5%に改善しました。
 調剤薬局部門は順調でしたが、売り上げは7・6%増と1ケタ台の伸びにとどまりました。この程度で終わってしまったことはやや不満です。物販部門は、17年4月期に8億6000万円の赤字でしたが、今期は6億円を超える利益を計上。急激に業績が良くなって全体を押し上げてくれた。
 振り返ると、17年4月期は、現預金から借り入れ額を引いた「ネットキャッシュ」が23億円しかありませんでした。それでも投資家からは、「お金はあるじゃないか」と言われたりしましたが、

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黒字が定着した「アインズ&トルペ」の店舗

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