紋別漁協検証──市議選で公選法違反の疑いをかけられた飯田弘明組合長②
飯田氏が不適切発言を陳謝

2018年12月号

来社し取材に応じた飯田組合長(10月18日午前、札幌市東区の本社事務所)

事件の一部始終を語り「不当な圧力」を否定

この春、阿部滋氏から組合長のバトンを受けた飯田弘明氏(67)が今夏の市議選にからんで漁協の取引業者に不当な圧力をかけ、道警の捜査対象となっていた事件の続報だ。記事を掲載した11
月号が発売直後から地元で大きな反響を呼ぶ中、「釈明したい」と紋別から編集部を訪れたのは飯田氏本人だった。記者を前に飯田氏は何を語り、何が明らかになったのか──。
(本誌編集長・工藤年泰)
 

災いした本人の「口の悪さ」

 10月16日、編集部の電話が鳴った。声の主は他ならぬ紋別漁協の飯田弘明組合長。用件を尋ねると、発売されたばかりの本誌11月号の記事の事実関係について自ら釈明したいという申し入れだった。
 かねてからこちらが取材を依頼していたこともあって快諾すると、「すぐにそちらに出向きたい」との返事。同氏が編集部を訪れたのは、その2日後の18日午前のことだった。
 来社した飯田氏は、一貫して先の市議選における自らの「不当な圧力」を強く否定した。
 記者とのやりとりの概要は次の通りだ。

 ──今年2月以降、飯田さんは候補予定者やその支援者を何度も呼び出したと聞いているが。

 飯田 私が呼びつけたのではなく、彼らに呼ばれて(出馬に関して)相談を受けたことはある。本人たちの問題だから、いいも悪いもない。今回は(現職4人が引退することで)定数を満たさなくなる恐れがあったし、私としては「どうぞ出てください」と。

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