全ての心臓病を救う「100年続く病院」へ
札幌ハートセンターが医療セミナーを開催

2019年7月号

藤田理事長は、札幌ハートセンターの歩みと実績も紹介(5月11日午後、道新ホール)

Journal's Eye
 

 札幌心臓血管クリニック(東区)などを運営する医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)が5月11日午後、道新ホール(札幌市中央区)で医療講演会「札幌ハートセミナー」を開催した。今回で12回目となる同セミナーだが、評判病院の凄腕ドクターが登壇するとあって会場はほぼ満席。参加した約600人の市民が熱心に耳を傾けた。
 札幌心臓血管クリニックのルーツは、平成20年に藤田理事長が立ち上げた19床の循環器単科医院。以後、急成長を遂げ同23年には74床の循環器専門病院として再スタートを切り、翌24年には北海道で最も多く心臓外科手術を行なってきた道井洋吏院長が合流。昨年(平成30年)の統計で、経皮的冠動脈形成術(PCI)の患者数は2363人。これは国内最多の実績だ。心臓血管外科領域や不整脈治療などを合わせ、今では同病院は循環器分野で全国トップを走っていると言っても過言ではない。
 当日のセミナーでは、トップバッターとして同病院の若手ホープである北井敬之医師がマイクを握り、「不整脈~時々、ドキドキ、動悸 正しい知識で正しい対処」と題して講演。自分の名前をネタに“北海道あるある”を織り交ぜながら、ユーモアを交えて会場の笑いを誘っていた。
 その後は医療法人理事の佐藤勝彦医師が「あなたの心臓は大丈夫?~静かに忍び寄る…それは動脈硬化」をテーマに、同じく理事の道井院長が「今、心臓血管外科は…」をテーマにしながら専門分野の最新情報をそれぞれ熱く語った。
 この日のラストにお馴染みの術着姿で登壇した藤田理事長は、病院の成り立ちを説明した上で、
「私たちの病院は、全国トップレベルの技術と経験を持つ循環器内科医と心臓血管外科医、不整脈専門医が相互に連携して治療に当たる体制を敷いています。CTといった検査機器についても常に最新鋭のものを導入しており、心臓、循環器にかかわる病気の全てで最良の治療を提供できる自信があります。現在は、100年続く病院を目指して中国の医療機関とも連携し、グローバルな展開を視野に入れています」
 と、来場者に語りかけ、不調を感じた場合は1日も早く専門医に診てもらうことを促していた。講演会終了後には藤田理事長らによる個別の医療相談会も行なわれ、60人あまりの参加者が悩みを打ち明ける姿も見られた。
 次回の「札幌ハートセミナー」は10月5日に江別市民ホールで開催予定だ。
 

心臓血管外科治療の最新トレンドを披露した道井院長

満席となる盛況を見せた会場

会場となった道新ホール

進化を続ける札幌心臓血管クリニック

遅れる移転計画
課題山積み北海道医療大の北広島移転

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道「因果関係」否定貫く

つしま医療福祉グループ 「ノテ幸栄の里」が新築移転
地域包括ケアの拠点として在宅生活を支援

続々と来場者が詰めかける

会場では藤田理事長の著作も販売

不整脈治療のスペシャリストである北井医師

動脈硬化の危険性を説いた佐藤医師

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