MSNでは、疾患に合わせた医療施設や救急当番病院などがすぐに調べられる(情報掲載については、無料版のほかPR効果を高めた有料版も用意)
企業や医療施設のブランド戦略、広報・広告戦略などを手掛ける株式会社ハローアース(本社札幌・吉田延明社長)が、これまでなかった医療情報検索サービス「メディカルサーチネット(MSN)」を立ち上げた。
キャッチフレーズは「あなたにぴったりの病院やクリニック、ドクターが見つかる」。病気で困っている患者や家族の利用を想定し、自分の目的に沿った医療施設やドクターを簡単に検索できるウェブサイトを目指している。
現在アップされているベータ版では、札幌市内に所在する医科・歯科合わせて約2600カ所の医療機関を網羅。北海道厚生局が発表している基本情報を軸にネットに点在している既存の医療施設情報が整理されている。これをベースに同社では詳細情報の聞き取りを進めており、使い勝手を段階的にアップさせる考えだ。
MSNでは、診療科目やアクセスといった基本的な情報をはじめ各施設の特徴や特色、駐車場の有無やクレジットカードの使用可否、外国語対応の可否など医療施設を利用する方にとって必要な内容を過不足なく掲載。専門医など患者が最も気になるドクター情報については、MSNが実際に取材し、本人が対応している疾患や治療方法などを記事として順次掲載する予定だ。キーワードを入力することでこれらの全ての情報にスピーディーにアクセスできるプログラムとなっている。「現在MSNでは、利便性を高めるため広告代理店さんなどにご協力いただきながら、詳細情報の収集に力を入れています。ご提供いただいた情報が増えれば増えるほど、利用される方にとって利用価値の高いサイトとなり、医療機関の皆さんにとっても患者さんに向けて情報をダイレクトに発信できる便利なツールになります」(ハローアースMSN担当・若月忠氏)
初期診療の時点で患者が医療施設の特徴、ドクターが力を入れている治療法などを十分に把握できれば受診先を頻繁に変える必要が無くなり、混雑の緩和といった効果もありそう。MSNでは、使い勝手のいい検索サイトを提供することで患者と医療機関双方にメリットを生んでいきたい考えだ。
MSNベータ版の閲覧は、検索エンジンに「メディカルサーチネット」と入力するか、もしくは
www.medical-search.netのURLを入力。