告発・陸の蟹工船<7>
「原告主張は誹謗・中傷」
直近の法廷では、牧場主の「職親」登録(知的障害者福祉法16条)がなかった事実なども確認された(9月4日午後、札幌市内)
恵庭牧場、市が虐待認識を否定
裁判所は手話通訳に公費認めず
恵庭市の牧場で持ち上がった、長期間に及ぶ障碍者虐待疑惑。被害当事者たちが起こした損害賠償請求裁判は、提訴から丸1年を経て5回めの口頭弁論を迎えた。早期に被害を把握していたことが疑われる被告の自治体は今回、改めてこれを否定し、原告側の批判を「誹謗・中傷」とまで言い募ることに。元市議への忖度も含め、飽くまで行政に責任はないとの主張は、2年めを迎えても変わらないようだ。
取材・文=小笠原 淳
事業所報告「憶測」と市
手話通訳の公費負担が認められなかった結果に、原告側は「今後も尋問や判決言い渡しなどの重要な節目に申し入れを続けたい」(原告代理人が地元障碍者団体と連名で裁判所に提出した8月8日付『要望書』)
手話通訳の公費負担が認められなかった結果に、原告側は「今後も尋問や判決言い渡しなどの重要な節目に申し入れを続けたい」(原告代理人が地元障碍者団体と連名で裁判所に提出した8月8日付『要望書』)
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