告発・絶望の学府⑳
「学校 よくなって」
亡くなった男子学生は、卒業まで半年間ほどを残した3年生の秋に力尽きた
(10月11日夕、後志管内)
第三者委、遺族に聴取2時間 江差・パワハラ死、調査開始
「事案の重要性に鑑み、できるだけ迅速に調査を進めたい」。10月中旬に最初の会合を設けた北海道の第三者機関は、新たな取り組みに臨む決意をそう語った。道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、長く待たれていた自殺事案の再調査。在学中に亡くなった学生の遺族が求めるのは、真相究明のみならず、その学校が真っ当な教育の場に変わることだ。願いが実を結ぶ日は、いつ訪れるのか。
取材・文 小笠原 淳
1968年小樽市生まれ。地方紙記者を経て2005年からフリー。「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に『見えない不祥事』(リーダーズノート出版)。53 歳
再調査「迅速に」「誠実に」 初会合直後に遺族と面談
亡くなった学生のパソコンに残る文書は、多くが深夜から早朝にかけて作成・保存されたものだった
初会合直後に遺族と面談した新第三者委は、早ければ11月上旬にも2度めの会合を開くことになっている
(10月11日午前、札幌市内)
立憲民主の現地視察には地元議員ら8人が参加、学生対応などについて関係者から説明を受けた(10月17日午後、檜山管内江差町の江差高等看護学院)=板倉一幸氏提供
初会合直後に遺族と面談した新第三者委は、早ければ11月上旬にも2度めの会合を開くことになっている
(10月11日午前、札幌市内)
亡くなった学生のパソコンに残る文書は、多くが深夜から早朝にかけて作成・保存されたものだった
立憲民主の現地視察には地元議員ら8人が参加、学生対応などについて関係者から説明を受けた(10月17日午後、檜山管内江差町の江差高等看護学院)=板倉一幸氏提供
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