告発・絶望の学府⑯
第三者委 新たに設置か
亡くなった学生の実家には、看護実習の制服が今も遺されている(後志管内)
江差看護・パワハラ死解明へ 卒業生らは学生間いじめ否定
新たな被害調査が求められている北海道立高等看護学院のパワーハラスメント問題で、道が昨年設けた第三者調査委員会とは別のメンバーによる調査チームが発足する可能性が浮上した。教員によるパワハラを苦に自殺したとみられる在学生の事案で、遺族の申し入れを受けた道が設置の検討を進めているという。同事案では事情を知る卒業生らも証言に名乗りを挙げており、一連のパワハラ問題で最悪の被害にようやく真相解明のメスが入り始めた
取材・文=小笠原 淳
事件後「調べるな」と教員
事件の第一発見者となった教員らは看護師資格を持つが、真っ先に救急通報せず、まず職場に、次いで警察に連絡、ついに119 番は鳴らさなかった
(北海道が開示した事故対応記録)=一部墨塗り処理は道
事件の第一発見者となった教員らは看護師資格を持つが、真っ先に救急通報せず、まず職場に、次いで警察に連絡、ついに119 番は鳴らさなかった
(北海道が開示した事故対応記録)=一部墨塗り処理は道
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