Agri Report ──岩見沢市「スマート農業」の可能性
ここまで来たロボット農機の実力 最先端技術で拓く地域農業の未来
5Gを活用した遠隔監視制御で協調作業を行なう複数台のロボットトラクター(※写真は全て岩見沢市提供)
IoTのまち岩見沢が挑む農業課題の解決
かねてから取り組んできた「スマート農業」が、2018年冬放送の人気ドラマ「下町ロケット ゴースト・ヤタガラス」の題材になったこともあって、ロボットトラクターやロボットコンバインがまちのひとつの象徴的存在になった感がある岩見沢市(松野哲市長)。同市独自のICT(情報通信技術)基盤を利用するこれらのロボット農機は年々進化を見せており、近く予定されている実証実験にも高い関心が寄せられている。それは、複数圃場の無人走行トラクターを遠隔地から一括監視制御するという夢のような世界。農作業の省力化や効率化のみならず、新規ビジネス創出の可能性も秘めているプロジェクトだ。今回のAgri Report は、IoT、ビッグデータ、AI、ロボットといった最先端技術を活用し、未来に向けて地域の農業を切り拓いている同市の取り組みを紹介する。
遠隔地のロボット農機を制御
遠隔監視センターで複数のロボットトラクターの走行を見守る(岩見沢市新産業支援センター)
市内の農地ではロボットコンバインも活躍している
市内各地に設置されている気象観測装置
遠隔監視センターで複数のロボットトラクターの走行を見守る(岩見沢市新産業支援センター)
市内の農地ではロボットコンバインも活躍している
市内各地に設置されている気象観測装置
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