地元紙・80年めの迷走
どうする、道新
自覚の有無にかかわらず、道内最大の報道機関は今、大きな岐路に立たされている(札幌市中央区の北海道新聞本社)
記者逮捕で内部の不信加速。7月には五輪批判記事削除
6月下旬に起きた新人記者逮捕事件以降、北海道新聞社内で上層部への不信の声が止まらない。事後の読者説明には外部からも批判が相継ぐ中、社の公式な見解は報告記事の掲載を最後に1カ月近くも途絶えたまま。本社内では節度を欠いた宴会が原因とみられるクラスターが発生、さらには自社のかかわる事業に水を差す記事を電子版から削除する“事件”も起こり、折からの迷走に拍車がかかっている。創刊80年を控える地元ブロック紙は今、どこへ向かっているのか。(取材・文 小笠原 淳)
事件後、再び沈黙1カ月。報告「非常に問題」指摘も
労組のアンケートには、現場の率直な思いが反映されることに
事件2週間後の読者報告は、会員登録を経ないと閲覧できない状態
言論の自由には例外があったらしい(7月29日付 北海道新聞朝刊)※画像の一部加工は本誌
事件2週間後の読者報告は、会員登録を経ないと閲覧できない状態
労組のアンケートには、現場の率直な思いが反映されることに
言論の自由には例外があったらしい(7月29日付 北海道新聞朝刊)※画像の一部加工は本誌
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