90年近い歴史がある深川市立病院
2月号で報じた深川市立病院の“内部告発者潰し”問題の続報だ。出入り業者と診療放射線科幹部との癒着を指摘したことでパワーハラスメントを受け異動させられたと告発していたベテラン放射線技師の男性(47)が1月29日、深川市(深川市立病院)を相手取り異動処分の取り消しと111万円の損害賠償の支払いを求めて旭川地裁に訴訟を提起した。
既報のように、この技師は2019年6月、上司が取引先の医療機器販売会社の担当者にプロ野球観戦チケットを要求するなどの不適切行為があったとして病院に改善を求めていたが、逆に職場の和を乱すなどと責められ昨年9月下旬に訓告処分と事務部への異動を言い渡されていた。男性は10月から診療技術部から事務部へ異動となったが、心労が重なったこともあって体調を崩し以後休職を余儀なくされたとしている。