狩人、銃を奪われる③
民家至近に1カ月
独り立ちしたばかりのオスとみられるヒグマは、鶏の飼料を狙って養鶏場に通い続けた(8月1日午前、砂川市一の沢)=北海道猟友会砂川支部提供の動画から
銃不使用の砂川でヒグマ騒動270kgオス 養鶏場荒らす
地元猟友会役員が銃所持の取り消し処分を受けた砂川市で、養鶏家の自宅敷地内にヒグマが連日出没し続ける事件が起きた。ハンターが発砲できない状況の中、市の担当課は箱罠を設置してクマを捕獲。結果的に人が危害を受けることは免れたが、関係者の間で緊張の糸は張り詰めたまま。「次に出たらどうするのか」。地元では今も、銃による駆除ができない状況が続いている。(取材・文=小笠原 淳)
「いつ襲われるかと…」
道公安委との裁判を続ける池上治男さんは、銃所持許可の取り消し処分について「自分だけの問題ではない」と訴えている(7月3日、札幌地方裁判所前)
ヒグマは食欲旺盛で、現場には500kgほどの麦を引きずった跡が残っていたという(7月18日早朝、砂川市一の沢)=道猟友会砂川支部提供
道公安委との裁判を続ける池上治男さんは、銃所持許可の取り消し処分について「自分だけの問題ではない」と訴えている(7月3日、札幌地方裁判所前)
ヒグマは食欲旺盛で、現場には500kgほどの麦を引きずった跡が残っていたという(7月18日早朝、砂川市一の沢)=道猟友会砂川支部提供
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