原子力資料情報室の伴英幸氏が核のゴミ地層処分問題で講演
火山と地震、地下水の国で地層処分できる適地はない
伴氏は10月2日に寿都町でも講演会を開いた
後志管内の寿都町に続き同管内の神恵内村が原発の高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場の文献調査への応募を検討していることが分かり、周辺では反対運動が高まっている。寿都と神恵内では両首長が10月8日にも応募を表明する構えだが、手を挙げる自治体はまだあるとの情報もあり、混迷はさらに深まりそうだ。そもそも地層処分の問題点とは何なのか。10月3日、岩内町で催された民間シンクタンク「原子力資料情報室」(東京)の共同代表・伴英幸氏の講演会から学びたい。北大名誉教授で地質学を専門とする小野有五氏が解説を加えながら行なわれた講演を採録した。(10月6日時点・武智敦子)
なぜ地層処分を急ぐのか
核のゴミ問題で揺れる寿都町役場(上)と神恵内村役場(下)
文献調査応募に反対する多くの住民が耳を傾けた(10月3日、岩内地方文化センター)
伴氏を補佐する形で解説を行なった小野有五氏
文献調査応募に反対する多くの住民が耳を傾けた(10月3日、岩内地方文化センター)
伴氏を補佐する形で解説を行なった小野有五氏
核のゴミ問題で揺れる寿都町役場(上)と神恵内村役場(下)
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