北大総長解任事件を紐解く②
求めるのは解任無効
新総長誕生でも威信回復が遠い北海道大学(写真は総長室がある北大事務局本館)
北大へ反撃を視野に名和氏が訴訟を準備
北海道大学の威信が崩れた「名和豊春総長解任事件」から3カ月強。その北大では寶金清博新総長が誕生したが、威信回復には事件の真相解明が不可欠だ。解任の決め手とされた調査報告書は当の本人から聞き取りを行なっておらず、“追い出しありきで作られた”と言われても仕方なく、処分に関する一連の書類も本人に渡されていない。これでは罪状も知らされないまま被告となり、一方的に刑を宣告されたに等しい。独自に入手した調査報告書の内容を検証しながら解任後の名和氏の動きを追った。(佐久間康介)
「調査報告書」の恣意性
名和氏は北大に反撃を開始する予定だ(写真は式典で挨拶する総長時代の同氏)
名和氏は北大に反撃を開始する予定だ(写真は式典で挨拶する総長時代の同氏)
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