ザイ・コンファーム社 小林健治氏の不法行為を追う
頓挫した“乗っ取り計画”

2019年1月号

ザイ・コンファーム社の実質的な本社とされる家屋(札幌市北区)と小林健治氏

札幌地裁が仮処分決定で小林氏の職務権限を停止

10月号で詳報した株式会社ザイ・コンファームの代表・小林健治氏による会社乗っ取り疑惑の続報だ。11月27日、小林氏がターゲットにしたウッドプロジェクト(本社札幌)の創業者が申し立てていた仮処分を札幌地裁が決定。小林氏は不当に代表取締役の地位に就いていたと判断され職務を停止されるに至った。同氏が画策した“乗っ取り計画”は、とりあえず暗礁に乗り上げた格好だ──。(本誌編集長・工藤年泰)
 

「法的に著しい瑕疵がある」

「1 本案判決確定に至るまで、小林健治は、ウッドプロジェクトの取締役兼代表取締役の職務を執行してはならない」
 この書き出しから始まる仮処分の決定に関する主文と理由は、ウッドプロジェクト創業者が現在も会社の代表取締役であることを認め、小林氏側の主張をことごとく退けるものだった。
 ところで今回の「乗っ取り疑惑」とはどのようなものだったのか。
 道内中堅の広告代理店「慶宣」元社長・木村俊嗣氏(69)が平成19年に立ち上げたブラックシリカ(道南の上ノ国町で産出される黒鉛珪石)を扱う会社、ウッドプロジェクト。このブラックシリカは遠赤外線効果があるとされ、以前から関係者に注目されてきた天然鉱石だ。
 21年に採掘権を得た同社は加工・販売に乗り出すが、24年に木村社長は脳幹梗塞の病に倒れ、首から下は麻痺のため全く動かなくなってしまう事態に見舞われる。
 事件が起きたのはそれから4年後、30年5月のことだ。

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