故郷の釧路とアフガンを応援する写真家・長倉洋海氏に訊く
被写体に共感・感動する瞬間が自分自身のシャッターチャンス

2018年10月号

ながくら ひろみ
1952年釧路市生まれ。同志社大学法学部卒。写真家。通信社勤務を経て80年からフリー。以降、世界の紛争地を取材し現在まで67カ国を訪問。中でも83年からスタートしたアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードへの取材は長きにわたり、その縁から2004年にはNGO「アフガニスタン山の学校支援の会」を設立。15年から地元釧路で自身の経験を語り伝える「長倉商店塾」を開講中。土門拳賞、産経児童出版文化賞、講談社出版文化賞などを受賞。第12回土門拳賞を受賞した「マスード愛しの大地アフガン」など著書・写真集多数。65歳

いま地元で伝えたい「世界と自分」

土門拳賞などを受賞し、世界的なフォトジャーナリストとして知られる長倉洋海氏(65)が3年前から地元貢献に力を注いでいる。雑貨店だった釧路の実家を拠点に写真家としての経験と知識を語り伝える「長倉商店塾」がそれだ。カメラを手に世界67カ国を歩いてきた長倉氏がいま故郷で伝えたいものとは何なのか。折しも釧路に滞在中の同氏を訪ね、自身の生き方と写真家としての活動に深い影響を与えたアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードへの思い、彼の死後に長倉氏のライフワークとなったアフガン教育支援の現状なども併せて訊いた。(聞き手=本誌編集長・工藤年泰。8月24日取材)
 

故郷の釧路に回帰して始めた「長倉商店塾」に込めた思い

 ──写真家として長く世界を旅してきた長倉さんが、地元で塾をやろうと思ったきっかけと取り組みの狙いは。
 長倉 「長倉商店塾」を開講しているこの場所は、元々実家の商店だった家屋なんです。いわば自分が育った、そして育てられたところ。店舗の借り手がいないんだったら、自分が家賃を払えばいくらか親の助けにもなるし、生まれ故郷での活動拠点にもなると思ったのがきっかけですね。
 北海道は日本の端っこ、その北海道の端っこの釧路で18歳まで過ごし、その頃は「ここには何もない。自分はどうしたらいいのか」という迷いを抱えていました。

現地の子どもたちと13 年間にわたる交流を描いたフォトドキュメンタリー「アフガニスタン ぼくと山の学校」(長倉洋海著:2014/かもがわ出版)

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集まった塾生たちを前に語りかける長倉氏(8月25日、釧路市内で開かれた長倉商店塾)

長倉氏が撮影したマスードのポートレート

アフガンで撮影した写真を背にインタビューに応じる

長倉商店塾の壁一面には幼い頃からの写真が

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