カレスサッポロビルに企業主導型保育所「キッズタイム」が3月1日、オープン

2018年4月号

時計台記念病院や北光記念病院などを運営する社会医療法人社団カレスサッポロ(本部札幌・大城辰美理事長)が3月1日、札幌市中心部の自社ビル内にカレス保育園「キッズタイム」(小原淳園長=時計台記念病院事務部長)を開設した。待機児童解消に向けた国の「企業主導型保育事業」の認可を受けた保育所として、育児中の職員の働く環境を整備。「地域枠」も設け、受け入れ対象を関連企業に勤務する人たちの子供にも拡大していく予定だ。〝働くお母さん〟を応援するカレスサッポロの取り組みをレポートする。

従来の4倍の定員を確保

「キッズタイム」がオープンしたのは、時計台記念病院に隣接するカレスサッポロビル1階(中央区北1条東1丁目)。大通公園に近く地下鉄東西線バスセンター前駅から徒歩3分と好立地にある。
 カレスサッポロでは2015年8月から時計台記念病院アネックス館で院内保育所「らんらん保育園」(定員15人)を運営していたが、スペースが狭いことなどから、子供たちが安全に伸び伸びと過ごせる保育環境の整備が課題となっていた。
「キッズタイム」の総床面積は305㎡で「らんらん保育園」の4倍を確保。0歳児から就学前の子供を最大60人まで受け入れることができ、定員も同保育園の4倍となった。法人傘下施設に勤務する職員の子供を優先的に受け入れるが、「地域枠」としてカレスサッポロビルに入居するテナント企業や近隣の事業所で働く人の子供も利用することができる。
 スタッフは保育士を中心に事務員、嘱託医、厨房職員など最大19人を配置。全国で保育施設を展開するプライムツーワン(本社札幌・佐藤範夫社長)に運営を委託する。
 企業主導型保育事業は、認可保育所に入れない待機児童の解消や育児と仕事の両立を促進するため内閣府が2016年4月からスタートしたもの。職員の福利厚生の一環として事業所が設備費用を負担する。認可外だが、施設面積や保育士の配置など一定の基準を満たせば国から認可保育所並みの助成金が交付される。
 認可保育所のように自治体が関与しないため、延長や夜間保育など働き方に応じた柔軟な保育サービスを提供できるのが特徴だ。さらに、自社の職員だけでなく契約した企業や近隣住民らを対象とした「地域枠」を設けることができるため、待機児童対策や子育て支援の切り札として各地で導入が進んでいる。
 院内保育所などの事業所内保育所は、親の目が届きやすいというメリットがある一方で、保育スペースが狭いため遊ぶ場所が限られたり、同年齢の友達ができにくいなどのデメリットが指摘されていた。
 企業主導型保育事業として認可並の保育が提供できるようになったことについて小原園長は、「これまでの院内保育は、十分な環境ではありませんでしたが、子供たちの声に元気をもらいながらやってきました。院内保育所は低年齢の子供の需要があるものの、就学前の4、5歳になると“卒業”して幼稚園などに転園する子供がほとんどでした。認可保育園と同等の基準を満たした保育園として知育教育も積極的に取り入れ、我々のキッズタイムから子供たちを小学校に送り出したい」と意欲を語る。
 知育教育ではリトミック(音楽教育)、数字、英語など各月齢に応じたプログラムを取り入れていく。ハード面では子供たちが安全に遊べるよう、床には設計上可能な限りのクッション材を使用。衝突時のケガを防ぐため、壁にも特注のクッション材を張った。4つある保育室全室に全方位をカバーするセキュリティカメラを設置するなど、防犯対策にも万全を期した。
 3月1日のオープニングセレモニーでは関係者によるテープカットが行なわれた後、大城理事長が挨拶。
 同理事長は「大切なお子さんを預かるので、安全性を重視した施設整備を心掛けた。少子高齢化が進む中で、法人としてご両親が安心して働き子供が健やかに育つ環境づくりに力を入れ、これを手始めに幾つかの施設をつくっていきたい」と述べ、今後も企業主導型保育事業を展開していく方針を明らかにした。
「キッズタイム」の利用時間は午前7時から午後6時。延長保育は午後8時まで。カレスサッポロ傘下の施設で働く職員の子供については夜間保育や一時保育にも対応する。
“働くお母さん”を本気で応援するカレスサッポロの取り組みに、今後も注目していきたい。

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